日々読書メモ

大学で受けた授業をきっかけに太宰治を好きになりました。最近はもっぱら太宰です。自分が読んだ本の紹介(ネタバレ有)、感想、考察等書いてます。もちろん太宰以外でも書きますよ(^^)京都が好きなのでそれについても書いてます。

「挫折を経て、猫は丸くなった」

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最近電子書籍で読んでいたので本屋で本を買う、ということがなかったのですが、これは久しぶりにタイトル見て衝動買いしたものです。

 

だってもうタイトルからワクワクしません?

 

しかしこれ驚くべきことに、タイトルではなくある小説の書き出しなんです。

 

どういうことかと言うと、この作品は様々な架空の小説の書き出しを集めたものなんです。

 

ですから、その話がどんな物語なのかは読者が考えます。

 

想像することが好きな人にとっては必ず楽しめる作品です。

 

ここでは私が気に入った作品を、私が考えたストーリーのあらすじと共にいくつか紹介します!

 

では、さっそく…

 

話が弾んだので、火葬はすぐに終わった。

 

これは学校の生徒の誰かが自殺し、その葬儀に生徒会役員である主役が仲間の何人かと葬儀に参列した場面なのかなと思います。特に関わりのなかった生徒の死は主役にとっては正直他人事で、校内でイジメがあるのは知っているが、自分には関係ないものだと思っている。しかし、ある出来事をきっかけに、実は他殺なのではないか?という疑いが浮上する…。

学園ミステリーみたいな感じが私は凄く浮かんできました〜((^^)

 

 

「いいか、おまえは何もするな」未来から来た自分に言われた。

 

学校の帰り、自分の家の玄関の前に知らない男が立っていた。「何か用ですか?」と尋ねると、男はこちらを振り向くなり眉間にこれでもかと言うほど皺を寄せこう言ったのだ。「俺はお前だ。正確に言えば未来のお前だ」「は?」戸惑っている僕に向かって、男はこう言ったのだ。

 

なんかこういういきなり謎な感じで始まるやつ好きなんですよね。「え?何?自分何したん?」ってツッこめる感じ最高です。

 

 

神様お願い。右の人にして。優希は祈るような想いでDNA鑑定の結果を待った。

 

これは「父」というお題で書かれたものですが、私は時間が遡る感じでこの物語は語られていくのかな〜と思いました。何故優希には父が二人いるのか。優希にとって右の父と左の父の違いはなんなのか。

個人的には左の父は仕事人間で家庭を顧みない冷たい父で、そんな環境の中で育ち愛というものがわからない優希が突如現れた右の父と少しずつ接することによって愛を知る物語がいいかな〜と思います。突如現れた右の父に焦る左の父。この場合お母さんはいない方が話の展開上進めやすいかな?しかし左の父は家族のために働いていて、不器用故に上手く家族と接することができなかっただけで決して悪い人じゃない。しかし幼い優希にはそんなことまだわからなくて、右の父が本物であってほしいと願う。

結局右の父は本当の父親じゃないっていうかそもそも全然関係ない赤の他人なんですが、これがきっかけで優希は左の父の愛情に気付き、右の父はそんな優希を見守る。じゃあ右の父は一体何者?ってなるけどまぁそこは季節的にクリスマスのあの人って感じでちょっと子供向けの児童書みたいな感じでもいいかも……。

 

と、ここまで想像しました(笑)

めっちゃしたな〜。

 

 

「一人相撲、て知ってるか?」横綱の恋話が始まった。

 

これはもう切ない予感がぷんぷんしますね〜。相撲では負け知らずの横綱が、初めて負けた相手は初恋だった。みたいなちょっと切ないロマンチックな悲恋話が好きな私にはめっちゃ好みの書き出しです。

 

 

こんな感じでここまで私が好き勝手話を展開してきましたが、他にも沢山素敵な書き出しがあるので、あなただけの、素敵なお話が頭の中で展開できるんです。

 

短くてすぐ読めるので、ちょっとなんか面白いのよみたいな〜と思った人は是非読んでみてください(^^)