日々読書メモ

大学で受けた授業をきっかけに太宰治を好きになりました。最近はもっぱら太宰です。自分が読んだ本の紹介(ネタバレ有)、感想、考察等書いてます。もちろん太宰以外でも書きますよ(^^)京都が好きなのでそれについても書いてます。

「女生徒」を読んでみた

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今日は「女生徒」について書きます。

これも人気作品の一つですね〜。

 

読み終えた感想としては、「この子澄ましてるな〜」って感じでした。

 

タイトルにもあるように主役は語り手でもある「女生徒」です。

 

この子なんですがなんていうか、ちょっと澄ました口調で、可愛らしいけど多分女子からみたらなんか腹立つっていう可愛らしさでした。多分実際クラスにおったら嫌われてそう。

だって、

 

 おやすみなさい。私は、王子さまのいないシンデレラ姫。あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか? もう、ふたたびお目にかかりません。

 

とか言っちゃうんですよ?なんか話し方から言うことから何から悪意のない「可愛いアピール」が出てる感じです笑。

 

話の内容は正直あまり印象に残らなかったのですが、この子の「実際にいそう感」と文体が本当にとても印象的でした。

結構ぶつ切りみたいな感じで短い文でぶった切ってるんですね。体言で終わってたり、読点がめっちゃ多かったり。それが余計この子の「澄まし感」を出していたのかも知れません。

 

例えば、

 

 けさ、電車で隣り合せた厚化粧のおばさんをも思い出す。ああ、汚い、汚い。女は、いやだ。

 

だったり、

 

カアは、可哀想。けさは、意地悪してやったけれど、あすは、かわいがってあげます。

 

だったりとなんかわかりますかね?!この「お澄まし感」!アニメキャラならクーデレと天然ふわふわの間的なポジション!顔も可愛い設定やろうし、これ短編アニメとかなんかオシャレアニメみたいな感じで出来そう。誰か作って。

 

…とにかく、「女生徒」はしっかり「少女」という目線から描かれていて、でもどこか地に足つかぬようなふわふわ感があって、楽しい作品でした。ふわふわ系女子。

 

でもこれ好き嫌い別れるんちゃうかな〜。

特に女子は笑。