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日々読書メモ

大学で受けた授業をきっかけに太宰治を好きになりました。最近はもっぱら太宰です。自分が読んだ本の紹介(ネタバレ有)、感想、考察等書いてます。もちろん太宰以外でも書きますよ(^^)京都が好きなのでそれについても書いてます。

「美男子と煙草」を読んでみた

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今日は「美男子と煙草」の感想です。

 

 タイトルに惹かれて読みました〜。響きがなんかええやん…。

 

 これもめっちゃ短かったです。そんでなんかタイトルから勝手になんかえっちな感じなやつなんかな〜って想像してたら全然そんなことなくて完全にギャグでしたね。

 

 一応太宰自身の話として書かれてます。

 

分がタチの悪い記者に浮浪者と一緒に写ってる写真を撮らせて欲しいって言われて心の中では「なんやこいつ、またどうせろくでもないこと書くんやろ!けっ!」って思ってたけどお酒飲まされて(しかも安いヤツ)浮浪者の溜まり場みたいなとこ行ったら、そこを少し過ぎた所で煙草を吸った4人の美少年と出会い「煙草だけはやめとけよ」って言って仲良くなって記者さんに写真撮ってもらう…

 

っていう。勿論浮浪者との写真も撮ってます。

 

 これの何がおもろかったかと言うと、太宰は「あいつら(記者たち)マジでよぉ…」みたいな、マジ勘弁みたいなテンションで書いてるんですけどその割には記者たちの思惑通り動いちゃってるんですよね。だからこれ多分後で振り返ってから「やっちまった〜!きやつらめ〜!」ってテンションで書いたんじゃないんかなって思います。

 

 あとこの作品の爆笑ポイントで言うと、最後に奥さんに記者から送られてきた浮浪者と自分が写った写真を見せたら「浮浪者ってこんな感じなんや〜」って太宰を見て言うっていう笑。

ここめっちゃ笑いました。

 

「お前は、何を感違いして見ているのだ。それは、おれだよ。お前の亭主じゃないか。浮浪者は、そっちの方だ。」

 

って最後太宰が突っ込んでおわるんですね〜。笑った。

 

 これ見て思いましたけどやっぱり太宰自身は「無学な妻」ってのが何かポイントなんですかね?他の作品でも妻はちょっとアホで〜みたいな感じがあります。

 まぁこれは物語ではなくて単にこういうことあったって話だったんでちょっといつもと違う感じで読めて良かったです。ちゃんとオチもついてるしな。