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日々読書メモ

大学で受けた授業をきっかけに太宰治を好きになりました。最近はもっぱら太宰です。自分が読んだ本の紹介(ネタバレ有)、感想、考察等書いてます。もちろん太宰以外でも書きますよ(^^)京都が好きなのでそれについても書いてます。

「斜陽」を読んでみた

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「斜陽」は「人間失格」の後に読んだんですが、なんかめっちゃ切なかったです。
 
 最初は主人公のかず子がめっちゃお母さん好きみたいな話に思ってたんですが、最後まで読むと
 
「光」の象徴である母と暗鬱とした「闇」の象徴である弟の直治との間に立つかず子の生の話なんやな〜って思いました。
 
 第1章の最後が
「恋、と書いたら、あと、書けなくなった」
で締められてるんですがこの時点では母について書かれていることが殆どだったので「え、そんな感じなん?」ってなったんですがちゃんと後でかず子の恋する相手が登場しました。
 
それともう一人めっちゃ重要な人物が弟の直治です。これはもう明らかに太宰自身が自分をモデルにしてるんですよね〜。
 
「治」って名前についてもーてるし。
 
この直治はどうしようもない男で見ててイライラしてくるんですが、作品の中盤、そして最後に彼の心の内が見えます。
 
この作品自体はずっとかず子視点で書かれているので客観的に見た直治しかわからなかったのですがその中盤と最後に彼の心の内を見たらなんか「うわ〜っ切ねえ〜」ってなります。
 
しかも衝撃の事実が明かされるという…。
 
とりあえずこれは話としてめっちゃおもろかったので是非是非読んでいただきたい。
 
 てかこういうのおもろいし片っ端からアニメ化とかしてくれへんかな。シャフトとか合いそう。